2010/8/1(日曜日)

07/31(土)開催[第11回食の風定例会]のご報告in読谷漁港&かぎぜん寿味屋

7月31日(土曜日)第11回食の風定例会を開催しました。
今回のテーマは「読谷漁港のセリ&地産地消のカマボコ作り体験会」でした。

久し振りの朝からの晴天の漁港で出迎えてくれたのは、2頭のウミガメ。
定置網にかかって捕獲されたウミガメの一頭は針が刺さり傷ついており、
私たちが見学している目の前で美ら海水族館職員の手当てを受け、個体
識別番号やサイズの確認後に海へと放されました。
日頃は訪れることの少ない漁港の風景に会員皆様興味津々で、セリが
始まるまでの間、漁港のあちこちを見学しました。

読谷村の漁業は沿岸漁業が主体で漁業生産量は約160トン、金額にして
1億円の水揚げがあり、その内の70%近くが定置網漁業による水揚げです。

沖には珊瑚礁に囲まれたイノー(漁礁)があり、その天然魚礁を活かし定置
網漁を主体にさまざまな漁がおこなわれていますが、その中でも読谷沖の
定置網は世界屈指の規模。美ら海水族館のジンベイザメやマンタもこの定置
網により捕獲されており、非常に豊かな海なのです。

規模の大きい定置網のため時にはクジラがかかることもあり、その場合は
網を切ってかかった魚ごと海へと放すそうです。そのためクジラは漁師泣か
せではあるのですが、そのように自然と共存しているのが読谷の海人(ウミ
ンチュ)だそうです。

今回、地産地消のかまぼこ作りを体験させていただいたのは、読谷漁港の
目の前の『かぎぜん寿味屋』さんです。

それまでほとんど県外や海外から入って来ていたカマボコの原料に、大漁が
続き値崩れを起こし廃棄されていたミジュンを取り入れ生産者を助けるととも
に、解体する作業で雇用を生み出すことなどを行い地域経済の活性化に貢献
している企業さんです。

今回のカマボコ作りはミジュンの水揚げが少なかったため、『かぎぜん寿味屋』
さんが保存してあったミジュンのすり身を使って行われました。

体験させていただいたのは、卵やジューシィをすり身で包んだバクダンカマボコ、
そして読谷産のゴボウとニンジンを混ぜたカマボコの3種類。何度も水にさらして
血合や混ざった皮を取り除いて真っ白になったすり身は天然の塩分と甘みがあり、
揚げたては海老しんじょうに勝るとも劣らない味で、特に地場の野菜の香りの詰
まったカマボコは普段スーパーで購入するカマボコとはまるで別の食べ物のよう
でした。



体験会が終わると『かぎぜん寿味屋』さんのご厚意で、すり身のお土産をそれぞれ
500gずつ頂いきました。これは孤食を無くそうという『かぎぜん寿味屋』さんのもう
一つの取り組みで、家族で一緒に作って食べるのが約束です。

カマボコは沖縄の食文化には欠かせない食材ですが、フードマイレージのかかった
原料を使用するのが常であり、保存性を良くするため食品添加物などが練り込まれ
ている商品が流通しているのが当たり前です。そのような現状の中で地産地消を行
い、新鮮なカマボコ作りに徹する『かぎぜん寿味屋』さんの姿勢に、一同感激するば
かりでした。

『かぎぜん寿味屋』さん、安心安全で美味しいカマボコをありがとうございます。